森田共同代表が水産学会で水産学進歩賞を受賞


当組織SWSPの共同代表である森田健太郎が、日本水産学会で令和元年度水産学進歩賞を受賞しました!

 

日本水産学会 令和元年度日本水産学会各賞受賞者紹介のページ

https://jsfs.jp/nipponsuisangakkaishi/86-3/

 

受賞に関する論文は下記のJ-Stageで公開されています。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/suisan/86/3/86_WA2730/_pdf/-char/ja

 

以下、日本水産学会の受賞理由の引用文です。

森田健太郎氏
サケ科魚類の生活史特性と個体群過程からアプローチした生物資源保全学研究

北太平洋に生息するサケ科魚類について,河川から海洋にわたる生活史の中で多様な角度から研究を進め,人間活動による生態系撹乱の影響,野生サケ資源の生残率が放流魚と同等程度に高いこと,サケの成熟年齢・成熟体長などの生活史形質が環境や漁業による選択に対応して可塑的に変化するメカニズムなどについて研究成果を報告した。データの収集と数理モデルにより理論を構築し,それをフィールド調査で検証するとともに現場での資源管理と保全に活用するという,生態学と水産学を包括する研究を展開した。これらの成果は,生物多様性を保全するための河川管理方策やサケマス資源の増殖と管理にも反映されており,水産学の進歩に大きく貢献するものであると評価された。