SWSPは稚魚がどのように下っているか解明すべく、毎年春先にトラップを用いた稚魚調査を行っていましたが
今年はトラップに加えて「環境DNA」でも稚魚調査を行いました。
2020年3月19日、さけ科学館にて今年最初のサケ稚魚27,000尾の放流が実施されました。
それに合わせて、放流からの3日間の3月19日から3月21日に調査を行いました。
トラップでは、サケの産卵床の最下流部付近の環状北大橋で網を川に入れ、
降河した稚魚を捕獲して放流魚と野生魚をカウントしました。
環境DNAでは、河川水を分析することで、そこに含まれるサケ由来のDNA量を測定します。
この技術を使えば魚を捕まえる必要がなくなり、魚を傷つけることなく、より大規模・広域的な調査を行うことが出来、
放流地点から10km下流までの約10地点で3日間、計10回でサンプルを採集しました。
これにより、野生・放流を問わずサケ稚魚がいつ、どれくらい海へ向かっているのかを詳しく知ることが出来るのではないかと考えています。
解析はこれからになりますので、市民フォーラムやニュースレターで皆様に結果をお伝えしたいと思います!