1月27日午後、「SWSP札幌ワイルドサーモンプロジェクト 市民フォーラム2018」を札幌エルプラザで開催しました。当日は連日の大雪にも関わらず184名の方にご来場いただきました。
4回目の開催となったフォーラムでは、米コロラド大学のカート・ファウシュ名誉教授にご講演頂いたり、小学生だけでなく高校生と大学院生も交えたポスターセッションを行いました。
学生さんや親御さん世代、シニア世代と多くの方で盛りあがったフォーラムでした。
多くの方にご来場頂きありがとうございました。
★ここから先は写真アルバムでお楽しみください。長いのでお時間のある時にどうぞ!★
■ポスターセッション&パネル展示
ポスターセッションでは、今年から小学生に加え高校生、大学院生も合同で行いました。年齢が離れているのも関わらず互いに説明や質問をし合う姿が多く見られました。
パネル展示ではSWSP紹介パネルやみんなでサケさがそ!の撮影場所を示したマップポスターを展示しました。
※大学院生・高校生のポスターは期間限定でさけ科学館に展示しました。
■写真パネル展
北海道新聞社のカメラマンの西野さんに1年かけてSWSPの活動を取材して頂きました。
活動写真展としてフォーラム会場にパネル展示をして下さり、多くの方が足を止めて美しい写真に魅せられていました。
■SWSP活動報告
今シーズンSWSPが活動した内容を報告しました。「SWSPと順応的管理の説明」「サーモンフットパスの開催」「放流魚と野生魚の稚魚の調査結果」「豊平川の環境DNA調査」「イベント実施の報告」「工事重機での産卵環境改善の取組」などについてそれぞれのSWSPの担当スタッフが報告しました。
詳細については次号のSWSPニュースレターに掲載します。お楽しみにしてください。
■道興建設様へ感謝状贈呈
州の上流を掘削して堆積した砂を流して産卵可能な河川環境へ改善する試みで、重機での掘削などをご協力頂きました。掘削した場所は秋にはサケが来ていて産卵床も出来ていました。
道興建設様へ感謝の意を表して感謝状を贈呈いたしました。
※過去にブログで様子をお伝えしています!
■基調講演
米コロラド大学のカート・ファウシュ名誉教授に北米におけるサケマスの野生魚の実態や人間生活の影響をお話し頂きました。
後半では「川は人にとって何か?」と問いかけ、河川の保全を考えるときに生息数や水質などの数値だけではなく、なぜ人は川に癒されるかという深い思慮が必要であるということを教えて頂きました。
■みんなでサケさがそ!フォトコンテスト
みんなでサケさがそ!に投稿いただいた写真でフォトコンテストを実施しました。
ホームページより一般の皆様からご投票いただき、多くの得票数を得た写真の撮影者を表彰しました。
受賞者には賞状とSWSPオリジナルグッズが渡されました。
※みんなでサケさがそ2017-2018はこちら
■ポスター発表(大学院生)
2名の大学院生に、学会に発表するような高度な内容を会場にいた小学生や一般の方にも分かり易くかつコンパクトな時間で発表して頂きました。
札幌のサケについての研究を話して頂き、来場者は地元の研究に耳を傾けていました。
※ポスターは期間限定でさけ科学館に展示しました。
■ポスター発表(小学生)
ポスターの代表2班に発表をして頂いた後、優秀者ポスター作成者に表彰を行いました。
大勢の方が見ている中でも大きな声で一生懸命発表をしていました。
■ポスター発表(高校生)
小学生と同様に発表と表彰を行いました。高校生にはサケに絞らず生物系の研究を発表して頂きました。どの発表も高校生ならではの視点とチャレンジ精神あふれた研究でした。
※ポスターは期間限定でさけ科学館に展示しました。
■終わりに
今年は高校生大学院生もポスター発表に参加されたり、遠路よりカート名誉教授にお越しいただいたり、道新の写真展が開催されたり…と沢山の方のご協力を頂きました。
おかげさまで来場者数も過去最高となり盛況でした。
改めまして、ご協力頂いた皆様、お越しいただいた皆様、ありがとうございました。